Love DEATH-tiny

イベント

オープニング1:【過去・消える命】

発動条件:オープニングフェイズ1st
▼内容

時は【X年前】
事故か、事件か、あるいは───何でも良い。その【キャスト】は、その身に相応しい、死に様で、死を迎えようとしていた。
簡単なシチュエーションの描写と共に、瀕死の状態にあることを告げ、ロールプレイさせる事。

完全に命を失う直前、【キャスト】の目の前に、【ヒロイン】が現れる。
彼女は、【キャスト】に生きたいか尋ね、そして、自分は【キャスト】に生きていて欲しい、と告げる。
そして、【キャスト】の意識が遠くなり始めた頃───シーンエンド直前に、【ヒロイン】は《守護神》を宣言する。
結果を明確には伝えず、シーンを切ること。

オープニング2:【現在・再会】

発動条件:オープニングフェイズ2nd
▼内容

時間は現在となる。
普段どおりの生活をしている【キャスト】の元に、【ヒロイン】が現れる。
軽い心の痛みと共に思い出す、【X年前】の少女の面影。

忘れていた筈の彼女の存在を、少しだけ思い出す。当時、共に暮らし遊んだ日々の事を。
だが、何故彼女と別れたのか、何故それを忘れていたのかは、思い出せないままである。

十分な喜びと、僅かな不安を演出し、シーンを切ること。

リサーチ1:【過去・出会い】

発動条件:リサーチフェイズ1st
▼内容

【ヒロイン】との出会いの場面を描写する。

時間軸は再び【X年前】とする。その当時の【キャスト】の普段の生活を描写し、その中に僅かに紛れ込んだイレギュラーとして【ヒロイン】を登場させる。
ex)暴漢に絡まれているところを助ける。隣の部屋に引っ越してくる。依頼人として現れる───etc
可能であれば、「オープニング2:【現在・再会】」と、状況の描写を揃えて見るのも面白いだろう。

【ヒロイン】の性格・行動の描写は、キャスト及びPLに合わせて変更をする事。

リサーチ2:【過去・それから───】

発動条件:リサーチフェイズ2nd
▼内容
舞台は引き続き【X年前】
【ヒロイン】と出会ってから暫くたって、打ち解けてきた様子を描写するシーン。
【ヒロイン】の正体をリサーチする事も可能。その場合、PLは現在まで知らないままでいるか、この場で知ることになるかを選んでも構わない。

だが、【ヒロイン】の目的が【キャスト】の命を冥府に持ち帰る事である事はこの時点では明かさない事。

生死観に付いての話題を振る、【キャスト】がこの時置かれている状態に付いての話題などを振り、後のシーンへの伏線を張ること。

【キャスト】及びPLに【ヒロイン】を十分印象付けたらシーンを切る事。

リサーチ3:【死んでください】

発動条件:リサーチフェイズ3rd
▼内容
再開した【キャスト】【ヒロイン】が、しばし思い出に付いて語り会うシーン。
だが、近況に付いて尋ねると【ヒロイン】はやや言葉を濁し、───その後、躊躇いがちに告げる。

自分が【死神】である事。その役目を果たしに来た、と。

彼女は、涙を落としながら、宣言する。「死んでください」と。

───【キャスト】がどういう反応を返そうと、彼女は、その場では命を刈り取らず、その場から退場する。
演出は走ってでも、霧の様に姿を消す、でも構わない。

【ヒロイン】は、自分の宣言した内容の恐ろしさに耐え切れずに、退場したのである。

基本的に【キャスト】は追いつく事が出来ないとPLに告げる事。

【ヒロイン】が退場した時点でシーンを切ること。

リサーチ4:【少女は一人───】

発動条件:リサーチ4th
▼内容
RLシーン・ヒロインが【管理者】に脅される。

【キャスト】の目の前から逃げ出した【ヒロイン】が一人涙する。

舞台は、二人が嘗てともに時を過ごした場所、あるいは適当な場所が思いつかなければ、新宿インペリアルパークの広い芝生公園とする。
時間は深夜。自分に迫る死の恐怖と、【制約】による全身に走る苦痛、そしてその天秤の反対側に載せられた【キャスト】を殺すと言う使命に怯え、【ヒロイン】は苦痛を吐露する。
「助けて」と。【キャスト】の名を呼ぶ───今は自分が頼れる相手ではないと知りながら。

だが其処に響くのは【管理者】の声。───いわく

『何をしている。───汝に許された刻限は、今宵、月が天頂に掛かるまで。早く使命を果たせ。』

と。必要な事を告げると、【管理者】の気配は遠くなっていく。
【ヒロイン】はまだ、決断を下せずに、泣き続ける───

シーンを切る。

深夜12時までに、【キャスト】の命を絶たなければ、消滅するのは【ヒロイン】の方である事を、PLに説明する事。

リサーチ5:【月下】

発動条件:【ヒロイン】を探しに行った
▼内容
二人がもう一度再会するシーン。
二人の思い出が残る場所───もしくは新宿インペリアルパークの広場。詰まり【月下】のシーンの舞台へ到着する。

そこで待っている【ヒロイン】の手には、“死神の鎌-Death Scythe-”が握られている。

感情を押し殺した【ヒロイン】は、「12時までに【キャスト】を殺さなければ、【ヒロイン】が消滅する」と明かす。
【キャスト】の反応に拠らず、一度だけ、【ヒロイン】は鎌を振るう。
〈白兵〉の判定を行う事。ただし、可能な限り、【キャスト】の制御値以下を狙う事。
手札の都合で不可能な場合は山札を引く。───万一命中してしまった場合、彼女は武器を捨てて、【キャスト】に駆け寄る…戦闘行為を止める。

気の入っていない一撃は、【キャスト】に掠りもせずに、地面に突き立つ。

この時点で、彼女は自らの生存を諦め、【キャスト】に逃げ延びてもらう事を望み、そのように【キャスト】に伝える。
解決策も何も見付からないまま、タイムリミットが迫る。時計の針が12時を指した時、【ヒロイン】の体が光に包まれ、雪が溶けるように消滅を始める───

シーンを切らず、引き続きイベント6:【種明かし】に進む

イベント6:種明かし

発動条件:【月下】終了
▼内容
RLは以下の条件を開示し、クライマックスへ進むと宣言する事。

──【ヒロイン】は、【冥界の禁忌】を犯し、自らの命を捧げ、【キャスト】の命を存えさせた
  =神業《守護神》
──【管理者】は、己の権能を持って、【冥界の禁忌】を犯した【ヒロイン】【制約】を与えた。
  =神業《腹心》による、《守護神》の副作用である[完全死亡]の効果適用の遅延を発生。
  ※拡大解釈によるものである事に注意
  =加えて、《腹心》の効果により、【ヒロイン】は己の残る神業
   《霧散》と《天罰》の二つの使用を制限されている

  つまり、解決しなければならないハードルは二つです。
      《守護神》の副作用による[完全死亡]の回避
      【管理者】の《腹心》による、【ヒロイン】に課せられている
                       様々な【制約】の解除

終了後クライマックスに向かう事
inserted by FC2 system